【日程確認】次回の電卓技能検定試験は？
詳細な日程は必ず公式HP（https://www.dentaku.or.jp/）をご確認ください。
電卓技能検定試験とは？基礎知識を徹底解説
経理や総務などの仕事に使用する場面が多い「電卓」。この電卓のスキルを客観的に評価する検定のうち、「電卓技能検定試験」について紹介します。
- どのような資格なの？
- 難易度や合格率はどのくらい？
- 資格を生かせる学校はある？
上記のような疑問を持つ方に向けて、試験の情報をまとめたのでご覧ください！
電卓技能検定試験の概要と主な目的
電卓技能検定試験は、一般財団法人 日本電卓技能検定協会が主催する資格試験で、電卓を使った計算技術を認定するために実施されています。特に経理や事務の分野で必要とされる正確かつ迅速な計算力を証明する資格として知られています。
この検定の目的は、実務における電卓操作能力の向上を図るとともに、計算業務における信頼性や効率性を認定する点にあります。学生や社会人において履歴書に記載可能な資格の1つで、スキルアップや進学の優遇処置のために取得を目指す方におすすめです。
電卓技能検定試験の試験内容と出題範囲
電卓計算能力検定の試験内容は「乗算」「除算」「見取算」「伝票算」の4つの種目で構成されており、それぞれ実務でよく使われる計算を基に問題が出題されます。
試験級は7級から段位まで分かれており、級が上がるごとに難易度も上昇します。例えば、4級では基本的な計算力が問われますが、段位試験では分野は変わらないものの問題数も増え、正確性に加えてスピードが求められます。
なお、個人受験では7～5級は受付しておらず、団体受験が必要なようです。詳細は協会にお問い合わせしてみましょう。
各級・段位の試験内容・出題範囲
7～5級、4・3級、2・1級はそれぞれ共通の問題を使用します。その中で獲得した点数によって取得級が決定する仕組みです。
※公式HP（https://www.dentaku.or.jp/skill/342.html）より抜粋
認定級・段位ごとの点数
段位だけでなく各受験範囲内にすべて部門ごとの最低点が設定されています。すべての部門で基準点以上の特典が必要なため、まんべんなく練習をする必要があります。
※公式HP（https://www.dentaku.or.jp/skill/342.html）より抜粋
電卓技能検定試験の受験資格と年齢制限
電卓技能検定試験は、特に受験資格や年齢制限が設けられていません。そのため、学生や社会人にかかわらず、誰でも受験することが可能です。
電卓技能検定試験の試験形式・実施日程
電卓技能検定試験は筆記試験形式で実施され、それぞれの級に設けられた時間内で問題を解答します。
試験時間は、段位／1級・2級／3級・4級が40分、5～7級が30分となっています。試験は年間複数回実施され、試験日程は一般財団法人 日本電卓技能検定協会によって定められています。
受験申込（注意！）
受験申込はインターネットではできません！下記の方法で事前のお問い合わせが必要となっているため確認してみましょう。
①協会受付（東京・愛知・大阪・京都）
上記4府県で受験する場合、各地の大原学園または関連企業が受験会場となっています。
公式サイト（https://www.dentaku.or.jp/skill/871.html）にて事前の資料請求が必須になっています。インターネットから資料請求をしたうえで受験料を振り込むことで申し込みが可能となります。
②受験会場受付（その他会場）
その他会場（北海道・岩手・宮城・福島・福井・長野・茨城・愛知・兵庫・広島・福岡）で受験を希望する場合、それぞれの会場の担当者へ直接問い合わせを行う必要があります。
お問い合わせ先は必ず公式HP(https://www.dentaku.or.jp/skill/871.html#shikenkaijo)をご確認ください。各会場のお問い合わせ先電話番号・ご担当者が記載されています。
受験会場や受験級、日程、受験料の支払いはすべて各会場で異なっているため、注意が必要です。
電卓技能検定試験の合格率と難易度
全体の合格率データ
残念ながら、電卓技能検定試験についての合格データは公表していないようです。しかし、3～4級については公式HPより下記の記載を確認しました。
3･4級は、70%を超える方々が3級もしくは4級に合格しています。
3・4級までは比較的簡単に取得できる部類にあるようです。しかし、2級以上となると問題が難化することで合格率が下がると思われます。
合格基準と合格のコツ
電卓技能検定試験の合格基準は、他の電卓試験と同じように、正確性と速度を兼ね備えた計算能力が合格のポイントとなります。
3級までは基本的な計算能力が求められ、制限時間内で一定水準の得点を超えることが条件になります。一方、2級より上の階級や段位ではより高度な正確性とスピードが重視されます。
合格のコツとしては、過去問を積極的に繰り返し解き、出題傾向を把握することが重要です。また、試験で使用する電卓に慣れておくことや、複雑な計算に対応できる実務スキルを磨くことも大切です。
公式HPでは3・4級サンプル問題が公表されています。問題集と合わせて確認すると良いでしょう。
※サンプル問題掲載ページ；https://www.dentaku.or.jp/skill/342.html?id=shutsudai
大原出版から発売しているテキストを購入して、練習問題に取り組むのもよいでしょう。各級、段位ごとのテキストが出版さています。下記はそれぞれのテキストとなりますが、他にも伝票算専用のテキストもあります。
電卓技能検定試験を取得するメリット
電卓技能検定資格を取得することで、どのようなメリットがあるのかを簡潔にまとめていきます。
ビジネスシーンでの活用事例
資格の取得は、ビジネスシーンで大いに役立つスキルです。経理や事務業務では、迅速かつ正確な計算能力が求められるため、この検定を取得することで業務効率の向上やミスの削減が期待できます。特に伝票処理や会計業務など、電卓を頻繁に使用する業務においては検定で身につけたスキルが即戦力として活用されます。
なお、電卓を利用せずにExcelなどの表計算ソフトを用いて計算することも多いため、テンキーを使用した入力に慣れておくのも重要です。
他の資格試験やスキルとの相乗効果
電卓検定を取得することで、他の資格試験やスキルと組み合わせた相乗効果が期待できます。例えば、簿記検定やFP（ファイナンシャルプランナー）資格などの金融・会計分野の資格と組み合わせることで、計算能力の信頼性を高めることができます。また、これらの資格試験では計算スキルが問われる問題も多いため、電卓検定で培った技術を活用することで試験対策にも役立ちます。さらに、データ分析や営業職など、計算力が求められる他分野でもその応用範囲は広まります。
就職や進学などキャリアにおける強み
電卓技能検定資格は、履歴書に記載できる資格として就職活動やキャリア形成においてアピールポイントとなります。多くの企業では、実務に直結するスキルを持つ人材を求めており、この検定を保有していることは計算能力がしっかりと証明された強みとして認識されます。特に事務職の採用選考や専門学校・大学への進学においては、有資格者を優遇するケースも少なくありません。実務に直結したスキルを評価されることで、キャリアアップのチャンスにもつながります。
スキルアップの証明としての価値
電卓技能検定資格定は、学習や練習を通じて計算スキルを磨いたことを形として証明する資格です。そのため、スキルアップの一環として取得を目指す人にとっては、自分の成長を可視化できる大きな価値があります。特に、段位や上級資格に合格すると、高いレベルの計算能力を認められるため、職場や個人の目標達成にも自信をもって臨むことができます。また、「電卓検定」という具体的な資格があることで、他者に自分の能力をわかりやすくアピールできる点も魅力です。
ステップアップの一つとして取得を目指そう
以上のように、電卓技能検定資格は日常生活や仕事において役立つスキルを向上させる絶好のステップアップの機会となります。目指して取得することで、効率的な計算能力を身につけ、さらなる自己成長と新たな可能性を開くことができるでしょう。挑戦する価値は十分にありますので、是非一歩踏み出してみてください。
